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化学療法

化学療法による主な副作用

化学療法には毒性の強い抗がん剤を用いるため、副作用があらわれます。

骨髄抑制(白血球減少/好中球減少・血小板減少など)

ほとんどすべての化学療法に共通の副作用で、ときには生命に関わります。白血球/好中球があまりに減ってしまうとばい菌にやられます。血小板が限度を超えて減ると簡単に出血しやすくなり、出血が止まりません。

白血球/好中球の減少にはG-CSFという薬剤がでてきて、ずいぶんコントロールがしやすくなりました。 血小板の減少には今のところ血小板輸血が行われます。

ただし、必ずこのような処置が必要になるわけではなく、本人の気づかない間に副作用の期間が過ぎてしまうこともめずらしくはありません。

消化器症状(吐き気・嘔吐、下痢、口内炎など)

高頻度にみられます。とくにCDDPの嘔吐は激しいものでしたが、5-HT3拮抗剤という吐き気止めが開発され、ずいぶんとましになりました。しかし、CDDPの投与後1週間頃にでてくる食欲不振に対しては、まだ決め手になるものがありません。

心肺毒性:心臓と肺への副作用(心不全、不整脈、間質性肺炎など)

とくに間質性肺炎が最近問題になります。間質性肺炎を起こす薬剤はたくさんあり、ステロイドの大量投与以外に決め手になる治療法がないのが現状です。治療を始める前に肺の機能などを十分に検討することで対処する以外ありません。

末梢神経障害

プラチナ製剤(CDDPまたはCBDCA)やPACで多く発生します。その薬剤を中止しますが、症状はかなり長く続きます。

脱毛

命にはかかわらないのですが、不愉快なことです。抗がん剤だけの場合は治療の終了後3ヵ月くらいから、頭に放射線をあてた場合は照射終了後6ヵ月くらいから生え始めます。

その他(肝臓の障害など)

まれな副作用まで含めると、抗がん剤には数多くの副作用があります。治療の際には、注意すべき副作用など主治医とよく話し合って、治療にのぞみましょう。

※個々の抗がん剤については「わかりにくい言葉の解説」のページでもう少し詳しく解説しております。

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