
手術で取りきれる範囲を超えているIV期の肺がんには、化学療法が治療の主体になります。III 期の場合は放射線療法と化学療法を併用することが薦められますが、放射線が使用できない場合、例えば胸水がたまっているとか放射線をあてる範囲(照射野といいます)が広すぎる場合などには、化学療法単独での治療になります。
プラチナ製剤(CDDPまたはCBDCA)を含む2剤併用療法
非小細胞肺がんでは、下記の全身状態の指標に基づいて、全身状態が良好(PS0-2)な場合には、プラチナ製剤を含む2剤併用療法を行います。
| 0 | 無症状で社会活動ができ、制限を受けることなく発病前と同等にふるまえる。 |
|---|---|
| 1 | 軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働や坐業はできる。たとえば軽い家事、事務など。 |
| 2 | 歩行や身のまわりのことはできるが、ときに少し介助がいることもある。軽労働はできないが、日中の50%以上は起居している。 |
| 3 | 身のまわりのある程度のことはできるが、しばしば介助がいり、日中の50%以上は就床している。 |
| 4 | 身のまわりのこともできず、常に介助がいり、終日就床を必要としている。 |
この基準は全身状態の指標であり、局所症状で活動性が制限されている場合は臨床的に判断します。
例)高齢の方とか、もともと腎臓が悪いなどの合併症がある方の場合
単独投与あるいはプラチナ製剤以外の薬剤のうち2つを併用