なぜ検査をうけるのか? 肺がんのしらべ方

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胸部X線写真で異常がみつかった

ほかの病気で見つかったときおよびドックで見つかったときと、検診でみつかったときではX線写真の種類が違います。検診ではたくさんの人を検査するために蛍光版にX線写真を写してそれをさらにロールフィルムを使ったカメラで撮影します。このために間接撮影といいます。直接撮影は蛍光版のところにフィルムが入っているわけです。(間接撮影はちょうどパソコンのディスプレイをカメラで撮っていくイメージですね)

結局、間接撮影で異常がみつかったときにはもう一度通常の直接撮影のX線写真を撮ることが多いと思います。間接撮影の目的は異常を見つけることであり、異常を検討することには向いていないのです。

直接撮影のX線写真で異常がみつかったときは、多くの場合、胸部CTを撮影することになるでしょう。ほぼ同時に喀痰細胞診血液検査を行い、気管支鏡をするべきかどうかについて(医者が)考えます。

ただし、それ以上の検査を必要としない異常もあります。以前にかかった胸膜炎や結核の後(陳旧性胸膜炎あるいは胸膜癒着、胸膜肥厚と陳旧性肺結核と表現されます。)などです。

では、こういう異常ならばまったく問題がないか?というと、そう言い切ってしまう訳にはいきません。問題になっている場所以外に肺がんが隠れていないという保証はないのです。(まったくきりがありません。最近私は小児と若年女性以外はできるだけCTを撮影するようにしています。)

X線写真について注意しておいてほしいことがあります。

胸部正面の単純X線写真は一般の人にも余りになじみが深いものなので、医者であれば誰でも、異常を正しく見分けられると思ってしまいます。しかしそうではありません。X線写真を正しく判定するためにはかなりのトレーニングが必要です。

胸部X線写真の異常がCTを必要とするものかどうかについての判断も医者によって異なってくるのです。できるだけ専門医(少なくともそう標榜している医師)の受診を薦めます。また、気がかりな場合にはセカンドオピニオンという手段も考慮してください。

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