
文字通り細胞を擦ってとってきて検査しようというものです。気管支鏡で気管支をのぞきながら病巣部位を直接ブラシで擦ります。そのブラシを直接スライドグラスにこすりつけてすぐにアルコールにつけて固定して標本を作ります。
病巣が気管支鏡で見えていればほとんどの場合診断がつきますが、最近は気管支鏡で見える範囲よりも遠く(末梢)に病巣があることも多く、この場合はX線透視下に気管支鏡を行い、X線画像を見ながら病巣にブラシを誘導して擦ります。
ブラシのほかにキュレットと呼ばれる小さな匙(さじ)を使うこともあります。また、たいていの場合は同時に生検標本も取るように努力します。
この場合問題はX線透視下の擦過細胞診、生検での問題は病巣にあたらない場合が発生することです。X線とはいえ影絵を見ながら操作しますので確実性は少々低下します。